キャピタル・マーケッツ

当事務所は、複雑で変動の激しいキャピタル・マーケッツ取引において、大規模かつ難度の高い案件に数多く関与し、豊富な経験を有しています。当事務所のキャピタル・マーケッツチームは、大規模な資金調達や、複雑で新規性の高い案件に積極的に挑戦し、中国資本市場の規制環境と最新の動向を緊密にフォローし、クライアントに的確で総合的なサービスを提供することができます。当事務所は独特なグローバルチームを擁すること、また重要な国際取引において主導的な役割を果たせることにより、中国の法律事務所の中で群を抜く存在となっています。

当事務所は、A株のIPO、重大な資産再編、上場会社に係るM&Aなど、複雑で画期的な案件の対応に最も優れた経験を有します。当事務所は、クロスボーダー取引について豊富な経験を有し、IPO、フォローオンオファリング、H株転換社債のオファリング、社債のオファリング(投資適格債券とハイイールド債券)を含む海外の株式と債券のオファリングにも顕著な実績を挙げています。また、数多くの大手TMT、インターネット、ヘルスケア、バイオテクノロジー企業の資本市場での資金調達や、M&A取引、法規制に関する助言等についてリーガルサービスを提供しています。

 

株式キャピタル・マーケッツ

当事務所は、最も複雑で画期的なA株IPO案件に関与してきました。この分野の中国のリーディングファームとして、当事務所は、法律業界のほぼすべての権威性のあるランキングにおいて、トップクラスの中国法律事務所としてランキングインされています。

 

香港マーケットにおいて、当事務所は、中国本土のカウンセルと香港法のカウンセルを共に務めることができ、発行人、引受人、その他の当事者のために、キャピタル・マーケッツ取引についてフルサービスを提供することができます。米国証券法のアドバイスが必要な香港キャピタル・マーケッツ取引については、経験豊富な米国証券弁護士とともに、米国144A規則に基づくリーガルアドバイスを提供することができます。当事務所のシニア・パートナーは業界のパイオニアとして、香港の新上場規則18Aに基づく第一号の上場案件を含む数々の最先端案件の取扱で実績を残しています。

 

債券市場

当社の債券市場チームは、社債(投資適格債券とハイイールド債券)のオファリング、社債のオファリング・登録更新・ドローダウン、公開買付け、交換オファー及びその他の負債管理取引、優先株、永久債及びその他のハイブリッド証券のオファリング、私募債のオファリングと取引、「パンダ債」(オンショア人民元建て債券)のオファリング等幅広い債券のオファリング及び取引等案件を取り扱った豊富な実績を有しています。

受賞歴

  • Capital Markets:PRC firms – Tier1
    The Legal 500 Asia Pacific, 2019 - 2021
  • Capital Markets-Outstanding
    Asia law Profiles, 2018 - 2021
  • Capital market: Equity: Tier 1
    IFLR 1000, Asia Pacific-China, 2021 (30th edition)

代表的な事例

当事務所は、近時主に以下の案件についてリーガルアドバイスを提供しました。

Capital Markets

株式投資取引
  • スポンサーの中国法カウンセルとして、華潤微電子のA株科創板(Science and technology innovation board)IPOについてリーガルアドバイスを行いました。華潤微電子(CRMC)のIPOは、中国国外企業として初めて中国で株式を直接発行・上場したこと、中国国内上場企業として初めて人民元以外の通貨を採用したこと、中国国外企業として初めてA株市場の規則に基づいてコーポレート・ガバナンス体制を構築したこと、上場企業として初めて上海証券取引所科創板にオーバーアロットメントオプションを導入したこと等から、中国国内資本市場の改革深化・開放のマイルストーンとなる案件です。
  • 発行人の中国法カウンセルとして、中微公司虹軟科技の科創板最初のA株IPO案件についてリーガルアドバイスを行いました。中微公司のP/Eは170.75と、当時の科創板IPOの中では最も高いものとなっています。
  • スポンサーの中国法カウンセルとして、澤敬製薬のA株IPO案件についてリーガルアドバイスを行いました。A株史上初の収益と利益をまだ上げていない企業の上場案件であり、第5次上場基準による初の科創板上場案件でもあります。
  • スポンサーの中国法カウンセルとして、富士康工業インターネットの2018年のIPO案件についてリーガルアドバイスを行いました。当時の工業系A株IPO案件の中で規模が最大で、外資系A株IPO案件の中で規模が最大で、非金融系A株IPO案件2010年以降規模が最大で、A株IPO全体では2016年以降規模が最大な案件となっています。
  • 発行人の中国法カウンセルとして、薬明康徳の上海証券取引所での22億5000万人民元A株IPO案件、及び香港証券取引所での75億香港ドルIPO案件では中国法及び香港法のサービスを提供しました。また、上場前の薬明康徳のナスダックからの上場廃止及びその後の一連の複雑なレッドチップの再編に関するリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の中国法カウンセルとして、マイ瑞医療の深圳証券取引所での2018年A株IPO案件についてリーガルアドバイスを行いました。当事務所は、IPOの前に2015年に米国で上場廃止となったマイ瑞医療を代理し、一連の複雑なスピンオフやレッドチップの再編に関するリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の中国法カウンセルとして、華泰証券(上海証券取引所と香港証券取引所で同時に上場)が2019年に英ロンドン取引所で8億2500万株のA株を発行するGDRについてリーガルアドバイスを行いました。同件は上海証券取引所上場企業の「滬倫通」での初のGDR発行となります。
  • 発行人の中国中国法カウンセルとして、アリババが2019年に香港証券取引所で880億香港ドルの香港IPOと第2回上場にリーガルアドバイスを行いました。これは世界最大規模のクロスボーダー上場で、香港証券取引所の2010年以降最大規模の株式発行となります。また、発行人のカウンセルとして、アリババの2014年のニューヨーク証券取引所での歴史的な250億米ドルの当時世界最大のIPOにもリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の中国法カウンセルとして、バドワイザーの2019年の香港証券取引所での50億ドルIPOにリーガルアドバイスを行いました。これは2019年の発行規模が全世界第3位のIPOであり、香港証券取引所の2019年の第2位のP/EのIPOでもあります。
  • 発行人の中国法カウンセルとして、百済神州の香港証券取引所での70億香港ドルIPOにリーガルサービスを提供し、ナスダックのバイオテック上場企業の初の重複上場となります。
  • 発行人の中国法カウンセルとして、礎石薬業の香港証券取引所での20億香港ドルIPOにリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の香港法カウンセルとして、錦欣生殖医療集団の香港証券取引所での4億米ドルIPOにリーガルアドバイスを行いました。
  • 共同スポンサー及び共同グローバルコーディネーターの香港法カウンセルとして、中国科培教育集団の香港証券取引所での1億1300万米ドルのグローバル発売及びIPOにリーガルアドバイスを行いました。
  • 共同スポンサー及び共同グローバルコーディネーターの香港法カウンセルとして、新東方オンライン科技控股有限公司の香港証券取引所での2億米ドルのグローバル発売及びIPOにリーガルアドバイスを行いました。
  • 共同スポンサー、その他の共同グローバルコーディネーター及び共同ブックランナーの香港法カウンセルとして、方達ホールディングスの香港証券取引所での約2億500万米ドルのIPOにリーガルアドバイスを行いました。
  • 共同スポンサー、その他の共同グローバルコーディネーター及び共同ブックランナーの香港法カウンセルとして、華領医薬の香港証券取引所での1億1000万米ドルのグローバル発売とIPOにリーガルアドバイスを行いました。
社債発行
  • 発行人の国際法律顧問として、広州農村商業銀行の配当利回り5.90%の非累積的オフショア永久優先株14.3億米ドルの発行についてリーガルアドバイスを行いました。同件は、中国の地方銀行による海外優先株式の発行としては近年最大規模の案件となります。
  • 発行人の国際法律顧問として、南京東南国資投資集団の10億人民元の中国(上海)自由貿易区人民元債の発行についてリーガルアドバイスを行いました。同件は世界初の自由貿易区とオフショアの債券発行です。
  • 発行人の国際法律顧問として、中原資産管理有限公司の4億米ドルのシニア債の海外発行についてリーガルアドバイスを行いました。同件は、地方国有資産運用会社初の海外債券発行案件となります。
  • 発行人の米国、香港、中国の法律顧問として、弘陽地産集団の各ハイイールド債の発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の米国、香港、中国の法律顧問として、汎海控股国際有限公司の各ハイイールド債の発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の米国法律顧問として、深圳市卓越商業管理有限公司の各ハイイールド債の発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の国際法律顧問として、無錫産業発展集団有限公司の3億米ドル債券の海外初回発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の中国法律顧問として、クレディアグリコルの重要なグローバル的銀行が自助の手段として発行したTLACに適した初の「パンダ債」発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の中国法律顧問として、フィリピン共和国の25億人民元「パンダ債」発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の中国法律顧問として、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行の20億人民元「パンダ債」発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の国際法律顧問として、山東省商業集団有限公司の1.2億米ドル債券の海外初回発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の国際法律顧問として、杭州市江幹区都市建設総合開発有限公司の2億米ドル債券の海外初回発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 主幹事証券会社の法律顧問として、イタリア預託貸付公庫の50億人民元「パンダ債」の初回発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 主幹事証券会社の法律顧問として、サンフンカイ(新鴻基)プロパティーズの12億人民元パンダ債の初回発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 取引の法律顧問または国際法律顧問として、発行人とスポンサーの私募債発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 中国法律顧問として、発行人と主幹事証券会社の各種「パンダ債」の私募についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の国家開発銀行の法律顧問として、300億人民元のセカンダリーキャピタル債券の発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 興業金融リース有限責任公司のスポンサーの法律顧問として、100億人民元のグリーン金融債の発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の華潤セメントホールディングスの法律顧問として、パンダ中期債及び短期金融手形の登録・発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • GLP中国海外ホールディングス(香港)有限公司のスポンサーの法律顧問として、15億人民元「パンダ債」の発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 首創置業股份有限公司のスポンサーの法律顧問として、50億人民元の住宅賃貸特別再生可能社債の私募についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の国家開発投資公司の法律顧問として、10億米ドルのオフショア債券の発行についてリーガルアドバイスを行いました。
  • 発行人の寧波銀行の法律顧問として、100億人民元のA株転換社債の公募についてリーガルアドバイスを行いました。
  • CNPC(中国石油天然ガス集団)のスポンサーの法律顧問として、200億人民元転換社債の公募についてリーガルアドバイスを行いました。